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随想録 共働き1年を振り返って

(株)福山臨床検査センター  永野 信喜

 我が家には1月7日で満2歳を迎えた男の子が1人います。息子が1歳になるまでは妻が育児をしてきましたが、妻の仕事復帰のため、1年程前から近くの保育所に預け始めました。そんな我が家の朝は大変!洗濯物干しや、息子を起こして、朝食を一緒に食べ、保育所へ行く準備(着替え・オムツ替えなど)をする事などは、私の仕事です。妻は、朝食と弁当を準備します。比較的に朝食も着替えもスムーズに進むので助かってはいるのですが、いつも朝はバタバタとあっという間に時間が過ぎていきます。
 はじめのころ息子は、保育所へ行く時に寂しいのか泣きだしてしまい、そのまま保育士さんに預けなければならず、まさに後ろ髪を惹かれる思いで出社していました。でも、最近は「バイバイ」と手を振ってくれるようになりました。頼もしいけれど少し寂しさもあり、複雑な心境です。夕方迎えに行くと、いつも笑顔でタタタッと勢いよく走って来てくれます。この瞬間がすごく嬉しいのですが、これもいつまで来てくれるのか・・・と思うと寂しくなります。
 しかし、なんと言っても1番大変なのが病気に罹ったときです。これまでに、風邪以外では突発性発疹、水疱瘡、インフルエンザ、嘔吐・下痢症などに罹りましたが、感染力の強い病気では保育所に預けることが出来ません。特に親戚も近くにいないため、どちらかが仕事を休まなくてはならず、室員の方々に迷惑をかけてしまいます。こんなときは本当に、大変申し訳なく思います。
 先日、息子がインフルエンザに罹ったとき、病後児保育(児童が病気の回復期にあり集団保育等が困難な期間、医療機関に付設された保健室)を利用しました。医師の診察を受け、病後児保育を利用できるようであれば、医師の指示を保育士さんと一緒に受けて、ここで子供の面倒をみてもらえる、本当にありがたい施設です。現在、福山市には2施設ありますが、病気の状態や1施設定員4人までと制限があります。しかし、このような施設がもっと増える事で、今より働きやすい環境が整い、問題となっている少子化の歯止めにもつながるのではないかと思います。
by nwaka04 | 2006-04-06 16:53 | 2006年版
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