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潮干狩り

放射線影響研究所 遺伝学部 三嶋 秀治

 先日潮干狩りに行ってきました。家族で毎年行う恒例行事なのですが、ここ最近はあまり獲れていません。

 そこで知人から貝堀における鉄則を伝授してもらいました。アサリは群れで生息している。だから1 個みつけたらその周囲をじわりじわりと捜索していくこと。むやみやたらに場所を変えてはいけない。ということでした。

 今年は張り切って干潮時刻の2 時間前に到着しました。もう既にたくさんの人たちが押しかけています。私たちも掘りはじめ、早速最初の一つを探り当てました。知人からのアドバイスを思いだし、そこを起点に少しずつ掘り進めて行くことにしました。しかし想像していたようにザックザックとはいきません。やっぱりポイントが悪いのかな?隣のおばさんのバケツの中身が気になります。チラッと覗いてみると、バケツには溢れんばかりのアサリが入っているではありませんか!彼女のすぐ横にポイントを変更しました。しかし収穫量は上がりません。結局コロコロとポイントを変更し、気がつくと毎年のお決まりのパタ-ンに陥っていました。これではいかんと考えを改め、捜索範囲を一箇所に絞ることにしました。じわりじわりと捜索してコツコツと掘り進むつもりだったのですが、だんだんと腰が痛くなってきたので、今回はごそっと深く掘って海水がしみこんだところに両手をつっこみまさぐるという、少々手荒い戦法をとることにしました。この方法は短時間で広範囲を探ることができ、大きめのアサリを見つけることができるメリットがあります(たぶん)。しかし、体力の消耗が激しいのと、どうし
ても雑になるため多くのアサリを見逃してしまう、というデメリットもふくんでいます。案の定、収穫量は上がりません。

 近くでじっと見ていた妻と娘が、見逃したアサリに気づいたようです。そして私の掘り進めたあとを丁寧に両手でまさぐっては、「あった、あった」と喜んでいました。
結局、今年も昨年と同様の結果に終わってしまいました。翌朝、砂を吐き終えたアサリたちが目をビローンとだらしなく伸ばしているサマを見ていると、とても楽しい気持ちになります。

 今日はアサリのバター焼きとボンゴレパスタが食卓にのぼる予定です。
# by nwaka04 | 2011-06-08 00:00 | 2011年版

『いのちの授業』

県立安芸津病院 黒杭 美香 

 今年の2月、娘が5年生の時、授業参観で「いのちの授業」があった。この言葉を聞くと3年B組金八先生を思い出す人もいると思います。(懐かしい~)

 縁あって、保護者の友人の助産師さんに教えてもらう事が出来ました。病院での出産が多い中、自宅での出産を扱われているそうです。(もっと早く出会いたかった~)

 最初は全ての生命の話から始まりました。全ての生命は母なる「地球」から生まれ、人間の赤ちゃんはお母さんの「子宮」から生まれてきますが、この「ちきゅう」と「しきゅう」は一文字違いで似た響きをもっていて不思議。考えた事も無かった。

 次にお産の話。お産は月と連動していてよく十月十日で(月の周期なので28日)生まれてくるといいます。だから、お産が近づくととても月が気になるそうです。赤ちゃんは、出産の時を自分で決めて子宮に「波をおこして」とお願いするそうです。陣痛は、最初は小さな波から、やがて大きな波となり間隔も短くなり、子宮の口が大きく開きます。すると、赤ちゃんは狭い産道を通り生まれてきます。産声を聞いた時、お母さんは安心して、赤ちゃんに感謝の言葉をかけてあげるそうです。自分の2人の子供のそれぞれのお産の事を思い出しながらほのぼのした気分で聞いていました。

 いよいよ1億の精子がたった1つの卵子を目指して(金八先生だ~!とは違っていたけど)受精の話になったのですが、途中でチャイムが鳴ってしまいそこで終わってしまいました。
きっと、この授業を通して「一人一人の命の大切さ」と「相手も大切にする事」を教えたかったんだろうと感じました。帰宅後、娘に「今日の授業どうじゃった~?」と聞くと「ようわからんかった~」ガクッ。まだ、早かったかな。

 後日、せっかく用意したのに伝えきれなかったからと助産師の方から子供達一人一人へ9枚ものプリントを頂きました。感謝です。

 機会があれば、是非この続きの授業をしてほしいです。
# by nwaka04 | 2011-05-08 00:00 | 2011年版

至福の時

須波宗斉会病院 米田 有希

 現代人は誰しも何らかのストレスを抱えていると云われる昨今、皆さんはどの様な方法でストレスを発散されているのでしょうか?

 スポーツ、旅行、ドライブ等、人それぞれにストレス解消の仕方が違いますが、わたくしの場合は毎晩の入浴が一種のストレス解消の術となっております。少し熱めのお湯を入れた浴槽に、その日の気分で入浴剤を選び入れ「ボケ-」と何も考えずにお湯に浸かり、友人から教えてもらったリンパマッサージや美顔マッサージ(効果の有無は定かで無いが…)をする。気分が良い時はお気に入りの曲を歌いながら入浴。う~ん、最高!!

 皆さんもご存知でしょうけど、最近、雑貨屋さんに行くと本当に沢山の種類の入浴剤が売られているんですよ~

 一袋ずつ包装されているので少し割高ではありますが、香りや効能などが違うので、どれを購入するか、一つ一つ手に取り考えるのも楽しみのひとつです。数ある入浴剤のなかで今、一番お気に入りなのが、デトックス効果のある入浴剤です。身体に溜まった老廃物を汗と共に出す。それと同時に身体も芯から温まり大変気持ちいいです。ただ、気をつけないと、のぼせて気分が悪くなる事も…入浴方法もきちんと説明されているので、それに従えば問題ないのでしょうが、長風呂すればするだけ効果があるだろう!なんて欲を出すとその様な事もありえますのでご注意を。(経験者は語る…)

 ですが、本音を吐くと時には入浴剤でなく本物の温泉でのんびりと過ごしたい!!
さあ、寒い冬もそろそろ終わりです!
 皆さん、ストレスを発散しに外に出掛けてみませんか?
# by nwaka04 | 2011-04-08 00:00 | 2011年版

野菜生活この1年

広島市立舟入病院 中木 龍夫

 家の庭先で家庭菜園を楽しんでいた義父が亡くなり、畑仕事を引き継いでやっと1年になる。定年後の趣味が数年早く回ってきただけだと思い、気軽に引き受けては見たものの自然が相手だけに悪戦苦闘の日々が続いた。時間ではなく天候に左右される生活に変わっていったのだ。

 葉の色が緑色からあせた黄色に変色して収穫時期を教えてくれる玉葱やジャガイモは、春先の長雨と低温で成長が遅れた。収穫時期が梅雨と重なったことで、雨の降らない日が二~三日続く頃がいつになるか、毎日空模様が気になった。今年は運がよく、休みと晴天がマッチした日に収穫することができた。しかし、玉葱はその後の乾燥不良がたたって、軒先に吊るして干しているにもかかわらず、夏ごろから次第に芯から腐っていき、秋には壊滅状態となった。これが現実だ-------。

 全国各地でゲリラ豪雨による被害が多発した梅雨があけると、一転して35度を超える酷暑が待ち構えていた。夏野菜はトマト,ナス,きゅうり,ゴーヤ,ピーマン,スイカ,モロヘイヤの苗を1~3本植えつけた。天然シャワーが少ないので熱射による影響を最小限にしようと、毎日朝晩二回の水遣り。市場の商品は不作による葉物野菜の高騰を招いていたが、わが畑の夏野菜は比較的良質にできあがり収穫された。土作りにこだわり、無農薬に挑戦したことが自然とうまく調和した結果なのかな?と自画自賛した。しかし、秋には厳しい現実が待ち構えていた。

 晩夏に植えたキャベツ、白菜の苗は、害虫との戦いだ。不織布で覆っているので中に入りにくいはずなのに、土の中からヨトウムシが襲って来て白菜をおいしそうに満足そうに葉を食べている。見つけては取り除く作業とのイタチごっこ。苗を植えつけた時に、乳剤で消毒をすると予防できるのに、無農薬にこだわった事で無残な姿に変わってしまった。殺虫消毒をしたが手後れになり、キャベツはきれいに巻いたものの、白菜の葉は穴だらけのままで巻いていった。何とか収穫にこぎつけて、サラダや鍋物等の食材として重宝した。

 慌しかった野菜作りの一年はあっという間に過ぎていった。水を使った野菜工場とは違い、土に触れ自然と対峙して野菜を作っていると、これのもつ不思議な力-人間の五感を刺激し、人間が本来持っている原始的で素朴な感性を呼び起こす力-に引き込まれていき、日常の煩わしさから解放されこころが癒されていく。植物の作用する魅力を身近に感じる事が出来たようなそんな一年でした。

(2010年12月;記)
# by nwaka04 | 2011-02-01 00:00 | 2011年版

熊本の魅力

済生会広島病院 岩下 知弘

 私は、熊本県出身です。みなさんに熊本のことをより深く知ってほしいので紹介したいと思います。

みなさん、熊本といえば何を思い浮かべますか?阿蘇山や熊本城でしょうか?実は、熊本には阿蘇山や熊本城以外にも魅力的な観光スポットや美味しい食べ物が沢山あります。

 最初は、みなさんがよく知っている阿蘇山についてです。世界でも有数の大型カルデラとして知られています。頂上付近には草千里という有名な場所があり、そこには、広大な草原が広がっていて、熊本の中でも最高のドライブスポットです。乗馬を楽しむ所があり、小さい頃よく連れて行ってもらった記憶があります。季節問わず景色はきれいですが、冬は雪も積もることもあり結構寒いので、上着は忘れずに持って行きましょう。頂上では、火山口があり日によってですが、硫黄の臭い等がすごいため中に入れない時もあります。

 次に、熊本城についてです。城郭は広さ約98万平方m、周囲5.3kmと大きなお城で日本三名城として有名ですが、私としてはお城よりも周りに咲いているたくさんの桜のほうが好きです。地元の人はあまり城には行かないかもしれません(自分の周りだけですが・・・)。城の近くには、熊本で一番栄えている商店街があり若者が中心に多くの人が買い物に訪れています。

 ところで、私は、温泉が大好きで実家に帰った時は毎回温泉に行きます。温泉といっても好みがあり硫黄の臭いがしていて湯につかると肌がヌルヌルする温泉を見つけて入りに行っています。熊本には、様々な所に温泉があるのですが、有名な温泉として黒川温泉があります。この温泉は大分に引けを取らない(自分の思い込み)と思っています。

 最後に、熊本の食べ物について紹介します。熊本と言えば馬刺しが有名ですが、他にも中に餅が入った陣太鼓、にんにくの味の強い熊本ラーメンなど美味しい食べ物が沢山あります。ちなみに、『熊本の人は毎日馬刺しを食べるの?』と聞かれたことがあるのですが、そんなことはありません。盆や正月くらいです。

みなさん!熊本のことを少しは知って頂けたでしょうか。機会があれば、是非熊本に遊びに来て下さい。熊本は良い所ですので。ね、森山さん(呉医療センター)、中川君(呉医療センター)。
# by nwaka04 | 2011-01-04 00:52 | 2011年版




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