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姫路城を訪れて

広島市医師会臨床検査センター   田邉 泰

姫路城を訪れて_a0011627_55115.jpg 車窓からいつも見ていた雄大で美しいお城、姫路城。遠くから見ているだけではつまらない。いつかあの天守閣に登ってお殿様になった気分で姫路の街を見下ろしてみたい。それが私の長年の夢でした。その夢が現実となったのは昨年の桜の咲く頃でした。その夢に付き合ってくれたのが私の家族、家内・中二の息子・小六の娘。息子は学校で歴史を習い少し興味を示しものの、娘は「え~姫路城~?!私は遊園地の方がいいのにな~」これから出発しようとするのにうかない返事。でも私は「絶対姫路に行くぞ―!」と思いいざ出発。

 姫路城の見える大手門前駐車場に駐車して天守閣に向かって歩き始め、やっと入城ゲートに着いたころには私が一番疲れていました。それを悟られまいと先頭をきり大天守を目指しました。まず菱の門から西の丸に向かい千姫と侍女が居住していた長局(ながつぼね)の百間廊下を進みました。途中いくつかの門をくぐりながら、地下一階・地上六階の巨大な木造建築である大天守にたどり着き天守閣目指して狭くて急な階段を登り始めました。

 途中姫路藩主ゆかりの書画や遺品の展示物、東大柱と西大柱の二本の心柱、敵兵に投げ落とすための石を積み上げるための石打棚などが解説とともにありました。どこも木造建築物らしい素晴らしい床を感じることができましたが、入口と出口が違うために靴をずっと持って歩かねばなりませんでした。最上階の六階からは360°の素晴らしい展望が楽しめ私の念願は叶いました。姫路城散策の三時間あまりは、「あっ」と言う間にすぎていました。

 出発前に「遊園地に行きたい」と言っていた娘も城内を見学しているうちに、お姫様の生活様式や戦時敵方を城内に侵攻させない工夫がこらしてある建築様式などに、興味を示してくれ質問などで会話も弾みました。家族一緒に姫路城に来て本当によかったと胸を撫で下ろしました。近い将来また訪れることを今から心待ちにしています。
by nwaka04 | 2007-02-11 05:00 | 2007年版
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